2018/12/08
日本商工会議所が主催する検定試験
履歴書に記載する際は「日本商工会議所主催簿記検定試験 ○級」と記載するのが一般的です。
簿記の知識によって経営には欠かせない知識(帳簿の記帳、費用や利益率の把握、自社の経営分析、財務諸表から他社の経営状況の把握)の取得が期待できます。
簿記が役にたつ人とは
日本商工会議所のHPには下記のように記載されています。
企業の経理・会計担当者
簿記 | 商工会議所の検定試験
利益率を重視する営業担当者
コスト管理を求められる管理者
取引先企業の経営状態を把握したい人
公認会計士や税理士等の国家資格をめざす人
税務申告を自分で行いたい人
有価証券報告書等を分析して資産運用を図りたい
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping
会社の経営に関わる知識のため幅広い職種に活かすことができ、特に経理の仕事に就きたい方には必須の資格といえます。
学歴職歴で税理士試験の受験資格を得ていない方でも1級を取得することで受験資格を得ることができます。参考:税理士試験受験資格の概要
各級のレベルについて
日本商工会議所では下記の定義になっています。
1級
公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門。合格すると税理士試験の受験資格が得られる。 極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析ができる。 大学等で専門に学ぶ者に期待するレベル。
2級
経営管理に役立つ知識として、最も企業に求められる資格の一つ。企業の財務担当者に必須。 高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できる。 高校(商業高校)において修得を期待するレベル。
3級
ビジネスパーソンに必須の基本知識。経理・財務担当以外でも、職種にかかわらず評価する企業が多い。 基本的な商業簿記を修得し、経理関連書類の適切な処理や青色申告書類の作成など、初歩的な実務がある程度できる。 小規模企業の経理事務に役立つ。
簿記初級
ビジネスパーソンが業種・職種にかかわらず日常業務をこなすための基礎知識。簿記の基本用語や複式簿記の仕組みを理解し、業務に利活用できる。簿記 | 商工会議所の検定試験
原価計算
ビジネスパーソンが業種・職種にかかわらず事業の収益性を把握するための基礎知識。原価計算の基本用語や原価と利益の関係を分析・理解し、業務に利活用できる。
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping
「事務系の仕事に転職したい」「会社から簿記を取得するように言われた」などなど、簿記を勉強するきっかけは様々ですが、何から勉強していいかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そういう方はまず日商簿記3級から始めるのがおすすめです。
就職活動に活用したければ、3級では基礎知識の側面が強いためアピールポイントとしては弱いです。履歴書に記載してプラスになるのは2級以上と言われています。
試験概要
- 1級
試験日 6月、11月
受験料 7,710円(税込)
- 2級
試験日 6月、11月、2月
受験料 4,630円(税込)
- 3級
試験日 6月、11月、2月
受験料 2,800円(税込)
簿記初級、原価計算初級についてはネット試験会場に確認してください。
日商簿記取得によるメリット
簿記の知識は経営や会計に留まらず、原価や利益の感覚が身につくことで営業に携わる方や制作現場を管理する方にもプラスになると言えます。自営業の方でも簿記の知識があれば、ある程度は自分で事務作業を処理できるので確定申告などに要するコストが削減できます。
また、簿記の検定試験には当ページで解説している「日商簿記」の他に、受験者の多くが商業高校の学生で公益財団法人全国商業高等学校協会が主催する「全商簿記」公益社団法人全国経理教育協会の主催する「全経簿記」があります。
日商簿記はそれら二つの検定試験と比べて認知度が高くその分合格難易度も高いため、転職活動の際にはアピールポイントになると言えます。